夢の話
今日は私の夢の話をしたいと思う。
高校時代、部活が大好きだった。
自分で言うが、毎日、毎日、鬱になりそうなくらいに部活だけを頑張っていた。
私は、とても不器用で、何でもまっすぐ頑張る!やってみる!ってタイプ。
でも、同期の子は真逆だった。
いつも器用で、なんでもこなしてしまうし、仕事も無駄なことはしないような子。
性格が真逆で喧嘩ばっかりだったけど、その代わり、部活はうまく回ってたし、少し大人になった今なら、もっと上手く話し合えたのかもって思う。
それから、大学生になって、バンドを始めた。
一年目、他人と何かを協力してやるってことの難しさを初めて知った。
そう、失敗したのだ。
今まで、何かをするにも、1人でもやってこれた、もしくは、誰かが引っ張ってくれるか、私が引っ張ったり、なんとなく上手く回ってた。
でも、バンドは皆が同じ方向を向かなきゃいけない。なのに、私だけいつも上を向いて、他のメンバーの気持ちが見えてなかったのだ。
その結果、私1人、バンドがしたいという環境の中にとり残されてしまった。
でも、幸運なことに、すぐに新しいバンドメンバーが見つかった。
今のバンドは、多分、3人とも向上心のあるタイプだから、たまに喧嘩することは、練習中のことくらい。
もうちょっと練習しようって、みんなも言ってくれるから、私も一生懸命になれる。
素敵なバンド。
また、他にやりたい事ができた。
大学の授業では、グループワークが多いのだが、ある授業で、グループで映像制作をした。
その中で "課題だから単位が取れたらいい"って人と、"どうせやるなら100点とりたい"って人と、まあ色んな人がいるから、最初はやる気がバラバラで、どうなるかヒヤヒヤしてた。
そうして、一応、課題が完成したのだが、私はもうちょっと良い形にできるという謎の自信があったので、
「もうちょっと頑張りたい、だから私も一緒にやるから、みんなで集まってやろう」
って言ったら、しぶしぶかもしれないけど、みんな集まってくれた。
そしたら、だんだんみんなも楽しくなってきて、結果的にそのお陰ですごく良い作品になった。
先生も、クラスのみんなにも、めちゃくちゃ褒められた。
多分、人生で褒められたランキングに入るくらい。
最後に、皆に私のわがままについてきてくれた優しい人たちで、本当に感謝していたら、一緒にやってたメンバーは、ついてきてよかった頑張ってよかったと逆に感謝も述べてくれて、幸せだった。
私がやろうと思った事、私が頑張ろうって思ったことが、人に伝わって褒められたことも、もちろん、全員がグループワークが楽しいって思えたって事が本当に嬉しかった。
それから、私の夢が本格化する出来事があった。
元々メディアの世界に憧れていて、テレビ局でアルバイトをしているのだが、社内の毎年恒例のイベントに参加した時である。
初めて、プロの人を見たのだ。
目の前で、全員がまっすぐな目をして、楽しそうに仕事をしている。
そんな光景、今まで生きてきてなかった。
ずっと何をするにも全員が同じ方向を向いてるわけじゃないから、ただひたすら自分のやりたい事を頑張ることは難しいと思ってた。いや、普通そうだ。
でも、ここなら、私のやりたい事を何も考えずに精一杯できるんだ、という環境を見つけた。
私はここに行きたいって思った。
理不尽な思いをしている人は絶対にいる。
言いたい事を言えない世の中だから、その人たちの思いをもっと伝えたい。そして、笑顔にしたいと思う。
失敗したら、多分その程度の縁だったってことだけど、今は、とりあえず、やれるだけやってみようって思う。
人生の抱負
私のしたい事を、ひたすら前を向いてやる。